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12/15『ビー玉で遊ぼう・カチカチ振子の製作』の報告

 プログラムの流れの中で、レールの上にビー玉を並べて、そこに1〜数個のビー玉を衝突させる実験をしました。その実験結果の記述のしかたに、子供の個性が如実に現れていたことに感動したので、少し書いておきます。

 Aさん(小5女子)は「ぶつけたのと同じ数だけ動く」。いたってシンプル。『解答』を知っている大人から見ると、必要にして十分な記述です。「シンプル派」とよぼうと思います。
 Mくん(小5男子)は「遠くからぶつけると、ぶつけたのと同じ数だけが遠くまで動き、並べてあったうちの1個は少し動く。近くからぶつけると、ぶつけたのと同じ数だけは遠くまで動くのは同じだけど、並べてあったのも10cmくらいは動く。さらにぶつける個数を多くすると……これはぶつけたビー玉の威力が置いてあったビー玉の中を通って……」。「詳述派」とよぼうと思います。

 シンプル派Aさんの記述は、誤差を認めながらもそれを捨象する態度です。対して詳述派M君は誤差(←結果を知っている者はそう思える)を含めて、そこで起こった出来事はすべて余さず記述しようという態度です。さらに現象の理由にまで言及しようよしています。

 これらは、どちらが正しいとか優れているとか言えるものではなく科学者にとってはどちらも大切な態度です。私はとっさにどうほめてよいかわからず、「Aさんのタイプは物理学者に多いね、M君のタイプは生物学者に多いね」と言っておきました。今思うと、適切なほめ方だったかどうか自信がないのですが。

 後で考えたのですが、この混乱の原因は私の作ったプリントにありました。プリントには、
   ・実験方法
   ・予想
   ・結果
の順で記入するようになっていたのです。理系の方ならお気づきでしょうか? そう! 『考察』の項目がないのです。

 シンプル派Aさんの記述は本来『考察』に記入すべき内容です。詳述派M君の記述のうち、ビー玉の詳しい振る舞いは『結果』に、現象の理由については『考察』記入すべき内容です。私自身がこのあたりを未分化なままプリントにしてしまったのが行けなかったのだと思います。未分化だったために子供達が自由に良い所を発揮したとも言えますが。

 いずれにしても、子供達の中にしっかりと「科学者の芽」があることを、身をもって知った科学教室となりました。
 子供達に感謝!!

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:緑虫
本名は麻生 隆。
理科教室を開設します。

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