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2001年の科学リテラシー調査----解答9

2001年科学リテラシー調査』の解答です。

問題
下記の文が正しいか誤っているか答えよ。
『大陸は何万年もかけて移動しており、これからも移動するだろう。』


正解は、『正しい』です。
大陸移動説というのは、もともとはドイツの気象学者、ウェゲナーが世界地図を見ているとき、南アメリカ大陸の東側と、アフリカ大陸の西側の海岸線が似ていることから、発想したと言われています。
(ヨーロッパの世界地図は、日本のと違い、中央にアメリカ大陸とアフリカ大陸が並びますからね。)

ウェゲナー存命中は、この大陸移動説はあまり世間には受け入れられなかったようですが、現在では、人工衛星を使い、地球上の2地点間の距離を正確に測ることで、事実であることが確認されています。

では、大陸は、いったい何を動力源に動いているのでしょうか?
みなさんはきっと学校の理科で、味噌汁の味噌がかき混ぜもしないのにゆっくり動くのを例に『対流』を習ったことがあると思います。
大陸が動く原動力も、味噌汁と同じ『対流』です。
ただし、水のではなく、地球内部のマントル層の対流です。
マントル
上の図は、地球の断面です。
コア(core)の熱によって、マントル(mantle)が対流する様子です。
この図を見ると、マントルは、まるで液体であるように感じられますが、主成分は『カンラン石』という岩石です。
「石が対流する」というのは、味噌汁と違い、イメージしにくいですね。
トンカチで叩けば、砕けますから、カンラン石は固体であると言えます。
ですが、何千年、何万年単位で見ると液体のように振る舞うのです。
ですから、短い時間単位で考えれば固体、長い時間単位で考えれば液体、ということができます。
また、非常に粘度の高い液体、とも言えます。
このような物質の代表は『ガラス』です。

このようなマントルの対流によって、マントルの上に浮かんだ『プレート』と呼ばれる岩盤が移動するのです。
プレートは、大陸を構成するものや、海洋底を構成するものがあります。
プレート
日本列島は、ユーラシアプレート、フィリピン海プレート、太平洋プレート、北米プレートに4つのプレートに囲まれていることがわかります。
伊豆半島は、この内のフィリピン海プレートの北の端にくっついています。
以前は島だったのですが、フィリピン海プレートの北上にともない、今から300万年ほど前、日本列島に衝突し、半島になったのです(ただし、衝突した年代は、研究者によって50万~300万年と、かなり差があります)。

さて、このプレートの移動は、火山の噴火、地震の発生と深い関係があるのですが、それはまたの機会に。


画像は、以下から引用しました。
http://pubs.usgs.gov/gip/dynamic/unanswered.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Plates_tect2_ja.svg

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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